布団選びは快適な睡眠による健康の基本です。
最適な布団を選ぶには知識が必要です。布団に求められる機能や特徴についてご紹介しておりますのでお役立てください。
最適な布団選びには知識が必要です。
普段、何気なく使用している布団ですが、私たちの健康と重要に関わっています。
私たちの睡眠時間は1日平均8時間といわれていますから、 一生の1/3は布団の中で過ごしている事になります。快適な睡眠が得られてこそ、健康な毎日が過ごせるわけです。
そこで、快適な睡眠を提供してくれる重要なポイントが、ライフサイクルや睡眠環境に合った布団を選ぶことです。
しかし、生活スタイル、ニーズの変化や技術革新等により、色んな種類や品質の布団が多くなっており、中には必ずしも好ましいものばかりとは言えない布団もあります。そして、布団は価格の幅が広く同じ値段でも品質はさまざまです。
布団は側地に覆われており、中味を見ることが出来ません。また、一般の消費者様には、素材や構造、特殊加工などの品質がわかりにくく、布団を選ぶ際には、失敗しないために価格に合った品質の見極めが重要で、布団に対しての知識と関心を持つことが必要です。
布団選びの基本
睡眠環境を快適に保つことと、布団を掛けた時に圧迫感がないことや寝返りが打ちやすいことなど、布団には色々な機能が必要とされます。
理想的な布団を選ぶための条件とはどのようなものかをご紹介しています。
空気をたくさん体にまとうと、暖かくなる。
寝ている間は、どうしても体温が低くなりがちですから、布団の役目は、人体の熱ができるだけ流出しないように防ぐことです。
昔から、空気をたっぷり含んだものを身にまとうと暖かくなる、と考えられていて、小さい空気の部屋をたくさん持っているわた状のものを、布団の充填材として使用してきました。日本の木綿わた、ヨーロッパの羽毛がそれです。
布団の中わた
最初は、布団の中わたに真綿(絹)が使われていましたが、その後、木綿わたが使われるようになりました。日本での綿花栽培は「地綿」といって、輸入綿花よりも貴重品でしたが、現在は、中国、インド、パキスタンの綿花が主流となっています。
また、羽毛は軽くて暖かく、布団の中わたとして最適であることが認められています。
吸湿性にすぐれ、沈み込まない布団を選びましょう。
汗は、まず体に接している肌着や寝巻に吸収され、シーツやカバーで吸収されます。ですから、布団は吸湿性にすぐれた布団が最適です。
体の重みで沈んでしまうようなマットレスに寝ると、背骨が曲がってW字型になってしまいます。背骨がまっすぐの状態で眠るためには、いちばん重い腰の部分が沈まないような、マットレスや敷き布団が必要です。
中わたの種類が布団の特徴を決めます。
布団の基本は中わたです。その種類によって、中わたの量や縫製のしかた、側地の条件までが決まります。
軽くて清潔な布団を選びましょう。
布団は人体に密着して使用されますから、肌触りや、ソフト感、ふんわり感も大切です。また、衛生的で清潔であるためには、何度でも洗濯できること、耐久性もよく考えて選ばなければなりません。
まとめ
柔らかい敷き布団やマットレスにコウ仰臥した場合、最も重い腰部が落ち込んで、体が”く”の字になり、腰部のみに大きな荷重と体圧がかかり、脇腹部等にも圧迫が加わるので好ましくない。
また、硬めの敷き寝具でも、体圧によって接触部分の血行が妨げられるので、長期に寝床に横たわる病人などは、”床ずれ”症状が起きる。このことからも、できれば接触部分が全面的に圧迫されないような、点で支える方式のものが好ましいです。
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