コラム

布団クリーニングについて

布団クリーニングをお勧めする理由

布団は、汗やホコリなどで見た目以上に汚れています。汚れは雑菌やカビ・ダニの温床となり、悪臭の原因ともなります。

天日干しや乾燥機によるお手入れだけでは表面は乾燥できても繊維の奥や中部の汚れやダニ、カビまで落とせません。

ドライクリーニングは、塩分など水溶性の汚れは落ちにくく、羊毛や羽毛などの天然繊維の保護膜を痛めたり、気になる薬品臭が残ることもあります。

繊維にこびりついた塩分や臭いを中綿からキレイにできるお手入れ法は、丸洗いクリーニングが最適です。

布団には見た目以上に汚れが付着しています

人生の3分の1は布団の中なのに、布団は見た目以上に汚れています。

布団の汚れにはさまざまな汚れがあります。汗、フケ、空気中の汚れ、体の分泌物、頭髪の汚れ、外から運んだ汚れ等、いろいろな汚れが混ざり合って付着しています。

そのためどうしても布団の中に汚れが蓄積し、嫌な臭い、ダニやカビの温床になりがちです。

特に押入れなどに入れっぱなしの布団は、ニオイや湿気が中部まで染み込んでおり天日干しやドライクリーニングでは完全にきれいになりません。

定期的に汚れを除去し、清潔で健康な生活指向に最適な布団のクリーニングをお勧めします。

一晩でかく汗は、なんとコップ一杯分にもなります

人は一晩眠る間に約200cc、コップ一杯分の汗をかくといわれています。

睡眠中にかいた汗に含まれる塩分が布団の側地や中綿に付着し、その汗の塩分が湿気を呼んで、中わたの復元力や保温力を低下させ、驚くほどの汚れを付着させます。

梅雨期に、布団がジメジメ湿っぽくなるのは、付着した汗の塩分が原因です。

布団にはアレルギー活性の高いホコリがいっぱい

寝具には大量の雑菌やホコリが吸い寄せられています。近年、住宅構造の高気密化や冷暖房の普及、共働き世帯の増加による室内の閉塞時間の延長により、ハウスダストによる空気汚染が問題となっています。

特に布団のホコリ(ハウスダスト)はダニと同程度のアレルギー活性があると報告されております。ハウスダストには人体に有害なアレルゲン物質が大量に含まれ日本全国民の3分の1のは何らかのアレルギー疾患を持っていると言われております。

空気中のハウスダストはごく一部で大部分は静電気により寝具類やヌイグルミ・布製のソファー・カーペット等の内部に吸い寄せられて大量に潜んでいます。

特に抵抗力の弱い老人や子供の気管支喘息やアレルギー性鼻炎などのアレルギー疾患の原因とダニやカビの発生要因になります。

布団のカビや臭いの発生原因をきれいに洗い流します

布団はカビの繁殖に絶好の温床。カビは温度と湿気、養分などの繁殖条件があれば、どこでも容易に発生します。

特に布団はカビの発生条件が揃っており、付着した睡眠中の汗の塩分が湿気を呼んでジメジメした状態を作り、脂肪や蛋白質の汚れがカビの食糧となります。

長期間、押入れなどに収納しておいた布団が独特の臭いを発散するのは、押入れの湿気により中わたに発生したカビが原因です。

また、カビを基にダニが繁殖し気管支喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患の発生源ともなります。

布団のカビ対策やカビの除去にはクリーニングすることで、汗の塩分や汚れなどの養分をきれいに洗い流すのが最も効果的です。

ダニやダニアレルゲンの除去に最適です

布団には一枚につき約10万~3億匹のダニがいるといわれています。

小児喘息・アトピー性皮膚炎・アレルギー性鼻炎の約80%はダニの死骸や糞に起因する物質であるダニアレルゲンです。ダニ抗原(ダニアレルゲン)の大半が、布団の上げ下ろしや睡眠中の布団から出ていることが判明しています。

アレルギーの症状や原因物質は体の成長とともに食べ物などからダニやハウスダストなどに変化していきます。これを「アレルギーマーチ」といいます。

現在、学会で発表されている最適なダニやアレルゲンの除去方法が、布団を丸洗いするクリーニング方法です。

効果的な布団のお手入れは、クリーニングが最適です。

日干しや乾燥機では布団の汚れや臭い、ダニなどは除去できません。

汚れたり古くなった布団は打ち直しができますが、これは機械的に綿をほぐすだけで中わたの汚れや臭い、ダニは取れません。

日光による布団干しも手軽な方法ですが、完全にはダニや雑菌等は除去できず布団乾燥機では湿気を取り除くだけで殺菌力はありません。

布団丸洗いは布団の中部からキレイして、乾燥工程で充分な殺菌および中わたの復元を行います。

丸洗いは側地の洗浄・中わたの洗浄・殺菌脱臭力など他の方法より、格段に優れたお手入れ方法です。

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